
SNSは幅広い世代にとって日常生活に欠かせないツールとなっており、個人間でのコミュニケーションだけでなく、情報収集の手段としても広く活用されています。
採用の現場でも、昨今では多くの求職者がSNSを通して情報を集めたり、応募先の候補となる企業を比較検討したりしています。
企業の採用活動に携わっている方の中には、SNS採用の導入を検討しているけれど、何から始めて良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、SNS採用、いわゆるソーシャルリクルーティングのやり方やメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。SNS媒体別の成功事例も紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
SNS採用が普及した背景
SNS採用を導入する企業が増加している背景として、主に以下の2つが挙げられます。
- 採用競争の激化
- 求職者の情報収集・意思決定手段の変化
採用競争の激化
少子高齢化に伴い労働人口が減少する中、求職者の数よりも求人の数が多い「売り手市場」が続いています。採用競争が激化するにつれて、就職説明会や求人サイトといった既存の採用手法だけでは、思うように人材を確保できないケースも珍しくなくなってきました。
ある程度決められた型での発信が求められる就職説明会や求人サイトとは異なり、SNSで発信するコンテンツは自由です。そのため、SNSを使った独自の情報発信により、他社と差別化を図ろうとする企業が増えています。
求職者の情報収集・意思決定手段の変化
従来の求職活動では、求職者は以下のような方法で情報を集めることが一般的でした。
- OB・OG訪問
- 求人サイト
- 会社説明会
しかし、昨今は採用のメインターゲットである若年層が、情報収集の手段としてSNSを積極的に活用しています。SNSと企業による採用活動の親和性は年々高くなっていると言えるでしょう。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000041771.html
実際、25卒の学生を対象とした調査によると、59.6%の学生が就職活動を進める上でSNSを活用して情報を集めているとされています。就職活動専用のアカウントを作る若い求職者も増えているようです。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000041771.html
一方で、企業を対象にした調査では、新卒採用にSNSを活用している企業は3割弱に留まっています。求職者のニーズが高まっている今、SNS採用への参入は企業にとって大きなチャンスだと捉えられるでしょう。
企業がSNS採用に参入するメリット
企業がSNS採用に参入するメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- 潜在層にアプローチできる
- 採用ミスマッチの防止に貢献できる
- コストを抑えて運用できる
- 求職者と双方向のコミュニケーションが取れる
潜在層にアプローチできる
ホームページや求人サイトなどで企業が発信する情報を見てくれる可能性が高いのは、応募先の候補を探しており、自ら検索活動やサイトへの登録を行っている顕在層です。
一方、多くのユーザーが日常的に利用するSNSでは、拡散力が高いため潜在層に対するアプローチが可能です。
たまたま見かけた投稿、友人や知人のシェアなどをきっかけに、これから就職活動に本腰を入れる大学1〜2年生や、将来的に転職を考えているユーザーにも情報を届けられます。
採用ミスマッチの防止に貢献できる
SNSではテキストだけでなく、画像や動画を使って型にはまらず自由に情報を発信することができます。工夫次第では、企業の日常をリアルに伝え、実際に企業で働く様子をより具体的にイメージしてもらえるでしょう。
コンテンツ例としては、社員インタビューやオフィスツアーなどが挙げられます。働く人の顔やオフィスの風景などを確認した上で応募してもらえるため、入社後ギャップの軽減にも繋がります。
コストを抑えて運用できる
求人サイトに広告を出稿したり人材紹介会社を活用したりすると、高額な採用コストが必要になってしまうでしょう。しかし、SNSは基本的には無料で運用することが可能。SNS広告を出稿する場合も、予算に応じて細かく費用を調整できる媒体が多いです。
自社で運用するノウハウやリソースがなく外部の業者に委託するケースでも、予算感に応じて費用やサポート内容を調整できることが一般的です。SNS経由で応募者を獲得するノウハウを構築できれば、採用コストの大幅な削減も目指せるでしょう。
株式会社フリースタイルエンターテイメントでは、SNSを通した採用活動のサポートを行っております。SNS採用に関するお悩みや疑問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
求職者と双方向のコミュニケーションが取れる
企業から求職者への一方的な情報発信だけでなく、互いにコミュニケーションが取れるのも、SNSならではのメリットだと言えます。
具体的には、コメント機能で募集した質問に回答するコンテンツを発信する、チャットやダイレクトメッセージで求職者個人に丁寧なフォローを行うといった使い方が可能。メールや電話でのやり取りに対してハードルが高いと感じる求職者とも、気軽にやり取りできます。
SNS採用のデメリットとは

先述したようなメリットがある一方で、以下のようなデメリットがある点には留意しなければなりません。
- 直接的な効果を実感しづらい
- 炎上リスクが伴う
- 工数や専門的なノウハウが必要になる
- 投稿の量や質が社内のコンテンツに依存する
直接的な効果を実感しづらい
必ず頭に入れておきたいのが、SNS採用はあくまで長期的な施策であるということ。アカウントを開設してすぐに効果を実感することは難しいです。
閲覧数が安定的に伸びるようになるまで、さらには応募を検討してくれそうなユーザーに情報が届くようになるまで、根気良く運用し続けることが求められます。
加えて、人材を募集する方法によっては、SNSをきっかけに応募してくれた求職者がどれだけいるのかを測るのが難しい場合もあります。費やした時間に対して思うような成果が得られず、何のために運用しているのかわからなくなってしまうケースも少なくありません。
アカウントの現在地を定期的に確認できるよう、フォロワー数やインプレッション数(閲覧数)といった指標をKPI(重要業績評価指標)として設定しておくことをおすすめします。
炎上リスクが伴う
拡散力が高く不特定多数のユーザーが利用するSNSの運用は、炎上リスクと常に隣り合わせです。悪意あるコメントや誤解を招く内容は瞬時に広がり、ネガティブなコメントが殺到する、企業のイメージが大幅に低下するといった事態に発展しかねません。
- 発信する内容は複数人でチェックする
- 万が一炎上した際の対応を決めておく
- 運用ルール・ポリシーを運用に携わる社員全員に周知する
- こまめなエゴサーチでユーザーからの反応をチェックする
炎上リスクを低減するためには、上記のような対策を徹底することが求められます。特に、社員個人が企業の名前を背負ってアカウントを運用する場合は要注意。社外秘情報や個人情報が漏洩しないよう、管理体制を徹底することが重要です。
工数や専門的なノウハウが必要になる
SNSの普及が急速に進む昨今、XやInstagramのようにコンテンツが溢れ飽和状態にある媒体も少なくありません。数多くの投稿がある中でターゲットユーザーに情報を届けるためには、コンテンツの量や質を確保することが不可欠です。
- ターゲットに興味を持ってもらえるコンテンツを企画する
- 質の高い画像や動画を制作する
- ユーザーを引きつけるテキストを考案する
上記のような手順を踏んだ上で高い頻度での投稿を続けようと思うと、かなりの工数と専門性の高い知識が求められます。無料で気軽に利用できるSNSですが、結果を出すためには相応のマンパワーが必要です。
投稿の量や質が社内のコンテンツに依存する
SNS運用で結果を出すためには、質の高いコンテンツを継続的に発信することが欠かせません。
- 既存社員のインタビュー
- オフィス風景の紹介
- 社内イベントの紹介
- 各部署の業務の紹介
- 採用に関する最新情報
採用を目的としたSNS投稿の題材としては主に上記が挙げられますが、場合によっては投稿できる内容が限られてしまい、継続的に情報を発信できなくなることも考えられます。
社員の顔を出せない、求職者にアピールできる社内イベントがないといった条件が重なってしまうと、長期的な運用は難しいでしょう。
SNS採用で役立つ媒体の種類
企業のSNS採用で役立ってくれる媒体として挙げられるのは以下の8つです。
ユーザー層 | 特徴 | |
---|---|---|
X(旧Twitter) | 10~30代中心 (平均年齢37歳) |
短文をメインとしたコミュニケーションアプリ。拡散性の高さやトレンドや最新の話題をいち早く知れるリアルタイム性の高さが特徴。 |
10~20代中心 (女性が過半数) |
フィードやストーリーズ、リールなど、画像や動画による豊富な発信方法で視覚的にメッセージを伝えられる。 | |
30代後半~40代以上のビジネスパーソン中心 | 原則実名での登録が必須で匿名性が低く、ビジネスに関連したコミュニケーションで広く活用されているSNS。長文での投稿が可能。 | |
YouTube | 10~50代まで幅広く利用 | 年代を問わず幅広く親しまれている動画共有プラットフォーム。長時間の動画も投稿でき、文章や写真に比べ詳しい情報を伝えやすい。 |
TikTok | 10~20代中心 | 短尺動画による発信がメインであり、10代を中心に近年利用者数が急増している。フォロワー数に限らず”バズ”を狙いやすい媒体の1つ。 |
LINE | 全年代が幅広く利用 | 国内で最大のユーザー数を持つSNSで、個人に合わせたやり取りが可能。拡散性が低い一方で、友だち追加してもらえれば高い反応率が期待できる。 |
20~50代中心 | ビジネスシーンでの利用に特化したSNS。国内の利用者数は約400万人と少ない一方で、職歴やスキルをプロフィールに書けるなど採用との親和性が高い。 | |
Wantedly | 20~30代中心 | 採用に特化した媒体。企業のホームページ・求人募集・採用広報ツールとして幅広く利用できるが、無料で使用できる機能は限られている。 |
※2025年1月時点
それぞれの特徴を理解した上で、ターゲット層が多く利用しているかどうか、求職者に伝えたい情報をアピールしやすいかどうかを踏まえて、最適な媒体を選ぶようにしてください。
【媒体別】SNS採用の成功事例12選
ここからは、SNS採用に取り組んでいる企業の成功事例を媒体別に紹介していきます。
- X(旧Twitter)①テレビ東京 新卒採用
- X(旧Twitter)②読売新聞社 採用
- Instagram①【ユニリーバ・ジャパン新卒・キャリア採用公式アカウント】
- Instagram②ゲンキー株式会社(新卒採用公式アカウント)
- Facebook①ノアインドアステージ 新卒採用
- Facebook②ソフトバンク 新卒採用/SoftBank recruit・ソフトバンク キャリア採用/SoftBank career
- YouTube①【公式】JR東海 新卒採用チャンネル
- YouTube②協同プレス 人材採用チャンネル
- TikTok①オープンハウス採用アカウント
- TikTok②ベストブライダル採用
- LINE①名古屋徳洲会総合病院
- LINE②警視庁採用センターLINE公式アカウント
X(旧Twitter)①テレビ東京 新卒採用

民放キー局の1つであるテレビ東京は、就活生に向けて新卒採用に特化したアカウントを運用しています。発信する情報は会社説明会やインターンといった採用イベントの告知が中心ですが、以下のような画像や動画のコンテンツが添えられています。
- 現役アナウンサーに聞く就活の秘訣
- 若手社員に聞くエントリーシート必勝法
- インサート撮影といった専門性の高い業務の紹介
- アナウンサーからの激励メッセージ

採用イベントを繰り返し告知することで多くのユーザーに情報を届けながら、テレビ局だからこそ伝えられるオリジナルな情報で求職者の関心を集めているのが大きな特徴です。
プロフィールリンク:https://x.com/tx_recruit
X(旧Twitter)②読売新聞社 採用

総合メディア企業である読売新聞社の採用アカウントでは、「#新人記者奮闘記」として、全国の支局に在籍する若手社員の働く様子を紹介。

求職者が実際に働くイメージを具体的に持てるよう、若手社員が仕事の様子や感じたことを自身の言葉でまとめた文章や、臨場感のある写真を掲載しています。
プロフィールリンク:https://x.com/yomiurisaiyou
Instagram①【ユニリーバ・ジャパン新卒・キャリア採用公式アカウント】

ユニリーバ・ジャパンは、世界最大級の消費財メーカー”ユニリーバ”の日本法人です。Instagramの採用アカウントの大きな特徴として挙げられるのは、発信したい内容に合わせて投稿機能を使い分けている点。

- 社員インタビュー
- 職種紹介
- インターン参加者の感想
- 若手社員の就活体験談
- 現役社員のキャリア紹介
フィードでは求職者のニーズが高いと考えられる上記のような情報を、ストーリーズではリアルタイム性の高い採用イベントの情報や、気軽に回答できる質問募集を投稿しています。
ハイライトは部門紹介や採用イベントなどコンテンツごとに整理されており、求職者が知りたい情報にたどり着きやすいプロフィール設計となっています。
プロフィールリンク:https://www.instagram.com/unileverjapan/
Instagram②ゲンキー株式会社(新卒採用公式アカウント)

愛知県、岐阜県、福井県などで400を超える店舗を展開するドラッグストア「GENKY」を運営するゲンキー株式会社。
プロフィール上部に固定した3つのフィードで応募から選考、内定、入社までの流れをまとめています。応募時に必要となる情報をすぐに確認できるよう、導線が整えられたプロフィールだと言えるでしょう。

双方向でコミュニケーションを取れるというSNS採用のメリットを存分に生かしているのも、このアカウントの大きな特徴です。インスタライブを実施したり、DMやフォローを通してオファーを行ったりしています。
プロフィールリンク:https://www.instagram.com/genky_saiyo/
Facebook①ノアインドアステージ 新卒採用

ノアインドアステージ株式会社は、関西・関東に33校を展開する「テニススクール・ノア」を運営しています。

社員同士のクロストークや採用イベントの告知といった情報をフィードで、コーチ職の現役社員がプレーする様子をリールで発信。
気軽に興味を持ってもらえるコンテンツの投稿から応募を検討している方向けの情報発信まで、幅広いユーザー層を想定した運用を行っています。
プロフィールリンク:https://www.facebook.com/noahshinsotsu/
Facebook②ソフトバンク 新卒採用/SoftBank recruit・ソフトバンク キャリア採用/SoftBank career

ソフトバンク株式会社のSNS採用において特徴的なのは、新卒採用とキャリア採用でアカウントを棲み分けている点です。
新卒採用アカウントでは、選考情報や自社サービスに関連するニュースといった情報を簡潔にまとめた投稿を高頻度で実施しています。

キャリア採用アカウントでは、現役中途社員のインタビューや管理職が登壇したセミナーの告知といったコンテンツを投稿。更新頻度はそれほど高くないもののビジネス色が強く、ターゲットに合わせて一貫したコンセプトでの運用を意識していることが伺えます。
新卒採用アカウント プロフィールリンク:https://www.facebook.com/softbank.saiyo
キャリア採用アカウント プロフィールリンク:https://www.facebook.com/SoftBankCareer
YouTube①【公式】JR東海 新卒採用チャンネル

新卒採用に特化した公式YouTubeチャンネルを運用しているJR東海。魅力の1つに、これまでのキャリアや働きやすさ、福利厚生などについて社員が等身大で語っている点が挙げられます。

社員の日常が垣間見えるコンテンツは求職者に親しみやすさを与えるだけでなく、入社後ギャップの軽減にも貢献してくれるでしょう。
プロフィールリンク:https://www.youtube.com/@JR-vk5mz
YouTube②協同プレス 人材採用チャンネル

岡山の老舗印刷企業3社の共同事業として設立された株式会社協同プレスは、YouTubeショートに注力した運用を行っています。
YouTubeショートの強みは、通常の動画に比べて幅広いユーザーへのアプローチが狙えるところ。アルゴリズムによって関心のありそうなユーザーにおすすめ表示されるためです。

具体的には、企業に親しみを持ってもらえるよう、社員へのフランクなインタビューや昼食の風景の紹介といった手軽に楽しめるコンテンツを投稿しています。
プロフィールリンク:https://www.youtube.com/@kyodopress_recruit
TikTok①オープンハウス採用アカウント

株式会社オープンハウスは、全国各地で土地や戸建てを仲介する不動産会社です。TikTokの採用アカウントでは、若手社員へのインタビューに加え、社会人のリアルが垣間見えるショートドラマを投稿しています。

TikTokは画面をスワイプして短尺動画を次々に閲覧できる一方で、動画が間延びすると簡単に離脱されやすいという側面も。そうした特性を踏まえ、株式会社オープンハウスの動画ではカットがこまめに切り替えられており、ユーザーを飽きさせない工夫が見られます。
プロフィールリンク:https://www.tiktok.com/@openhouse_recruit
TikTok②ベストブライダル採用

ゲストハウスウエディングの総合プロデュースを手がける株式会社ベストブライダル。現役社員の1日のスケジュールや社員インタビューといった求職者向けのコンテンツに加え、業界自体を身近に感じてもらうきっかけとなる以下のようなコンテンツも発信しています。
- 結婚式の服装マナー
- 衝撃だった結婚式のエピソード
- 結婚式で写真映えするポーズ
- 結婚式のスピーチのコツ

これから求職活動を始める潜在ユーザーへのアプローチにも力を入れていることが伺えます。
プロフィールリンク:https://www.tiktok.com/@bestbridal_recruit
LINE①名古屋徳洲会総合病院

愛知県春日井市高蔵寺町にある名古屋徳洲会総合病院は、LINE公式アカウントで看護師の採用情報を発信しています。プロフィールには院内施設の写真や位置情報などを掲載。病院の概要が一目でわかるよう情報を整理しています。

トーク画面下部に固定で表示されるリッチメニューを効果的に活用しているのも特徴の1つ。応募を見据えたユーザーにとってニーズの高い、見学会やインターンシップの情報をまとめたページ、資料請求・お問い合わせページへ遷移できるボタンを設置しています。
プロフィールリンク:https://page.line.me/vul9900q
LINE②警視庁採用センターLINE公式アカウント

警視庁が採用目的で運用しているLINE公式アカウントでは、リッチメニューによくある質問や採用試験の日程表といった、求職者にとって役立つ情報へのボタンをまとめています。

ショート動画や画像などを投稿できるLINE VOOMを活用しているのも特徴的です。警視庁あるあるや仕事内容の紹介などを漫画でキャッチ―に紹介。広く親しみを持ってもらえるコンテンツ作りを意識していることが伺えます。
SNS採用を成功させるポイント
SNS採用を成功させるために重要なポイントとして、以下の2点が挙げられます。
- 採用シーズン以外も継続的に発信する
- 会社全体の協力を募る
採用シーズン以外も継続的に発信する
採用活動を強化したい期間だけSNSでの情報発信に力を入れても、求職者への十分な訴求効果は期待できないでしょう。短期的に投稿しても膨大な量のコンテンツで埋もれてしまいやすく、多くのユーザーに情報を届けるのは難しいためです。
採用を行っていない期間も継続的に情報を発信することは、安定的に閲覧数を伸ばせる土台を作るだけでなく、潜在層に認知してもらう機会の確保にも繋がります。
潜在層が求職活動を始める際の選択肢に上がる可能性を少しでも高めるため、普段からコツコツ運用していくことが大切です。
会社全体の協力を募る
採用を目的としたSNS投稿では、運用担当者以外にも以下のような場面で協力してもらうことが必要不可欠です。
- インタビューに出演してもらう
- 社内イベントの様子・仕事風景を撮影させてもらう
こうした依頼にどれだけ協力的に応じてもらえるかどうかは、発信するコンテンツの質に大きく影響するでしょう。会社全体に対して、あらかじめSNS採用の重要性を伝えておくことをおすすめします。
SNSで採用の幅を広げよう
求職者が情報を収集する手段が変わってきている今、企業側の情報発信にも変化が求められています。
若年層に広く利用されているSNSは、採用と非常に親和性の高い情報発信手段の1つです。若い世代を採用ターゲットとする企業にとっては特に、SNS採用の導入は今後欠かせないものとなっていくのではないでしょうか。
今回ご紹介した成功事例を参考に、求めている人材や求職者にアピールしたい自社の魅力を踏まえて媒体を検討し、SNS採用を導入してみてください。
株式会社フリースタイルエンターテイメントは、SNS採用はもちろん、貴社に合った採用戦略をトータルでサポートいたします。
従業員50名ながら年間5,000名以上のエントリーを獲得している実績を活かし、採用支援の仕組みづくりから運用まで伴走。中小企業ならではの課題に寄り添い、最適な採用戦略をご提案いたします。
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※この記事は2025年4月時点の情報をもとに作成しています。