年々市場規模が拡大しているWebマーケティング業界。市場規模の拡大とともにWebマーケティングの仕事に対する注目度も高まっており、就活生の方の中でも「Webマーケティングの仕事について興味がある!」という方は、どんどん増えてきています!
※矢野経済研究所による国内のインターネット広告市場に関する調査によると、2018年度に約1.7兆円だったインターネット広告の国内市場規模は、2024年度に約3.3兆円にまで拡大するとされています。
ということで今回は、就活生・学生の方でもわかるように、Webマーケティングのお仕事内容について、フリースタイルエンターテイメントの現役Webマーケターがご紹介していきます!
Webマーケティングの仕事内容とは?
Webサイトの運営やWeb広告の出稿、SNSの運用などを駆使して、見込み顧客の集客や、問い合わせ・申し込みの獲得を狙った施策全般を行うのがWebマーケターの主な仕事です。
以下、主要な仕事内容について詳しく見ていきましょう。
Webコンテンツの企画・立案
どんなWebマーケティング手法であっても、まず初めにWebコンテンツの制作を行う必要があります。
どのようなコンテンツがサイトの目的を達成するために最も効果的なのかを考えながら、コンテンツ企画を立ち上げていきます。
多くの場合、Webディレクターやデザイナー、プログラマーがチームを組んでWebコンテンツの制作を進めていきますが、Webマーケターもマーケティングの観点からコンテンツ制作に参加します。
Webコンテンツの制作が終わったら、そのコンテンツにユーザーを呼び込む必要があります。Webマーケティングにおける主な集客施策は以下の通りです。
SEO対策
検索順位の上昇や自然検索のアクセス増を狙って行うWeb集客施策がSEO対策(Search Engine Optimization)です。
運営しているWebサイトの目的を達成するために「どんなキーワードで上位表示させれば良いのか」を考え、そのキーワードで上位表示させるための施策を行っていきます。
検索ユーザーが「どんな情報を求めているのか」を想像し、そのユーザーを満足させるコンテンツを制作することがSEO対策の基本です。
コンテンツ制作だけでなく、Webサイトの構造や表示速度、セキュリティーに関わる技術的な側面もSEO対策の一環となるため、技術的な知識を持っておくこともSEO対策においては重要になってきます。
Web広告の運用・管理
費用をかけて、短期的・安定的にWebサイトへのアクセスを得ることができるのがWeb広告です。
限られた予算の中で、どの媒体に広告を出稿するのか、どのユーザーにアプローチするのかを、広告の成果や商品・サービスの性質を見ながら決定します。最も費用対効果の高い広告配信の方法を模索しながら日々データを追い続ける必要があります。
Web広告の種類が多岐にわたります。
- 検索広告
- バナー広告
- 動画広告
- SNS広告
- 純広告
- アフィリエイト広告
上記のようなWeb広告媒体のそれぞれの特徴を理解し、ターゲットや宣伝商材の性質に合わせた広告運用を行います。
決められた予算内で、いかにして費用対効果を高めることができるかがWebマーケターの腕のみせどころになります。
SNSの運用・管理
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)を駆使したマーケティング施策は、近年多くの企業が実践しています。
ユーザーとの距離感が近く、ユーザーと企業が直にコミュニケーションをとることができる点が大きな特徴の1つです。
SNSはあくまでもユーザーが相互にコミュニケーションをとることができるプラットフォームであり、企業が宣伝を行う場ではありません。過度な宣伝はユーザーの反応率を下げることにつながるため、空気を読んだSNS運用が求められます。
データの解析と改善施策の立案
Webマーケティングの醍醐味は、データの解析と改善であるといっても過言ではないでしょう。
検索エンジンやWeb広告を通して集めたユーザーが、どのような検索キーワードでサイトにたどり着いたのかを分析したり、どんな情報に興味があるのかをツールを用いて分析したりすることで、Webサイトの改善策を考えていきます。
アクセスや問い合わせ数の変化要因に対して、仮説を立て検証し、改善していくというPDCAをスピーディーに回していくことが大切です。結果が出なくても、粘り強く数字と向き合いながら、次々とPDCAサイクルを回し続けることがWebマーケターのメインの仕事と言えるでしょう。
Webマーケティングの仕事に必要なスキルは?
Webマーケティングの仕事が向いている人にはどんな特徴があるのでしょうか?以下、必要なスキルについて解説します!
論理的思考力・仮説思考力
数字やデータと向き合うことが多いのがWebマーケティングの仕事の特徴です。
アクセス解析データをもとに論理的にWebサイトの成果について要因分析を行います。トレンドなどを考慮してユーザーの動向に対して仮説を立て、広告出稿戦略を立案するといった作業もWebマーケティングの代表的な仕事の1つです。
「なんとなく」ではなく、「根拠をもって論理的に」施策を考える力は、まさにWebマーケターにとって必須の能力と言えます。
トレンドに敏感かつ、継続的に学習する力
マーケティングの仕事は、社会情勢や競合他社の動向を常に追い続ける仕事でもあります。
ニュースやトレンドによってWebサイトのアクセスに変動が起きた際に、情報に敏感でなければ正しい分析を行うことはできません。
また、Google検索アルゴリズムのアップデートが起きたり、新たなWebサービスが突然流行りだしたりなど、Webマーケティング業界そのものの移り変わりが激しいため、変化に対して柔軟に対応しながら日々勉強を続けられるかどうかも、Webマーケターに求められるスキルの1つです。
コミュニケーション力
Webマーケティングの仕事内容は多岐にわたるため、1人では完結しないことがほとんどです。
Webサイトを作るためにはデザイナーやプログラマーとコミュニケーションを取りながら一緒に仕事を進める必要がありますし、クライアントと密なやり取りをして事業やサービスについての理解を深めることも、適切な広報戦略を立てるためには必須です。
1人で黙々と作業するのではなく、チームで連携を取りながら、円滑に仕事を進めていく力が求められます。
マーケティングの勉強なんてしたことがないけど大丈夫?
Webマーケティングの仕事に興味があるけれど、「マーケティングについての勉強なんて一切したことがない!」という方も多いのではないでしょうか?
当然、マーケティングについて一切勉強したことがない方よりも、マーケティングの知識がある方が実務においては重宝されるでしょう。しかし、Webマーケティングの仕事の中には、未経験の方でもできることがたくさんあります。
例えば、競合のサイトやサービスを調査したり、ユーザーの目線に立って企画案を考えたりなどです。実際のところ、弊社で働くWebマーケターには、大学などでマーケティングを専攻していたという人はほとんどいません!
大切なのは、「ユーザーがどのような商品やサービスを求めていて、どのようWebを使って訴求をしていくか」を考え抜き、粘り強くPDCAを回し続けることです。そして、常に最新のWebマーケティング情報にアンテナをはり、勉強を怠らないことが重要になります。
まとめ
「Webマーケティングの仕事」のやりがいは、日々の地道な努力の結果が目に見えて実感できるところです。
一見すると「華やかな仕事」というイメージのあるWebマーケティングですが、データを見ながら改善をし続けていく継続力が必要とされる一面もあります。そういった努力を日々続けていく中で、狙い通りの結果が出たときには大きな達成感を感じることができるのです。
以上、Webマーケティングの仕事内容について、必要とされるスキルや業務のやりがいなどとともにご紹介いたしました。
最後に、現在フリースタイルエンターテイメントでは、Webマーケター・マーケティングディレクターを募集しています。
興味のある方は、是非こちらから募集要項をご確認ください!