自然災害などの緊急時、医療機関は平時とは異なる情報の発信が求められ、次々と状況が変わるなかで迅速かつ正確な情報を発信する必要があります。
今回は新型コロナウイルスの蔓延など、実際にあった緊急時を参考に、病院サイトにおける緊急事態時の対応をご紹介します。
コロナ対応の情報発信
TOPページのファーストビューなど目立つ位置にコロナ関連情報を掲載
コロナ禍では実際にファーストビューの目立つ位置にコロナ関連情報を掲載したり、より目立つように文字の大きさや色の変更するなど工夫しているホームぺージを多く見受けられるようになりました。
緊急時はページの構成や情報の表示順を変えることも一つの選択肢になります。
病院サイトのコロナ関連情報掲載例
弊社が制作・運用を担当させていただいている小牧市民病院の病院サイトでは、「新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ」や「ご来院のみなさまへ」の周知を徹底させるため、アクセス後すぐに目に留まるファーストビューの位置に誘導リンクや、マスク着用のお願いをする文章を掲載しています。
お知らせ(更新システム)の活用
一般的には、病院からのお知らせや採用情報などを公開するために活用されていますが、コロナウイルスの感染拡大時には、「発熱や症状のある方向けの情報」や「面会制限」「ワクチン接種のお知らせ」など「緊急情報」の発信ツールとして多くの病院で活用されました。
緊急時は情報の錯綜や混乱が起こりやすいため、市民に信頼される医療機関として迅速に情報を公開する事が求められます。
緊急時の特設ぺージを制作する
「自院のコロナ対応」や「来院時のお願い(検温・マスク着用など)」「面会制限・禁止」「コロナワクチン接種情報」など、一時的な情報ではなく、一定期間の掲載が必要と判断される情報については、お知らせ(更新システム)だけでなく緊急時の特設ぺージを制作するという方法もあります。
新着情報は一時的な情報発信の手段であるため、公開後時間が経つと他の新着情報の中に埋もれてしまう可能性がありますが、緊急時の特設ぺージなら画像や図解、構成など自由に組み立てることができ、埋もれてしまう心配もありません。
地震など災害時の情報発信
お知らせ(更新システム)の活用
病院自体が被災している場合の情報発信は「病院施設・機器の被害状況」や「病院機能の制約」「病院自体の安全確認」など、医療を求める人にとっても大切な情報として受け取られることが多いのではないでしょうか。
被災の状況によってはホームぺージの更新自体が難しい場合もありますので、更新担当者が1人だけにならない体制の構築やSNSによる情報発信など、緊急時のマニュアルを準備しておくことも重要です。
災害時用の簡易ぺージを用意する
また、災害発生時は一般的な病院はもちろん、災害拠点病院のホームぺージはアクセスが集まることが予想されます。病院の備えや医療の供給状況などを伝えるため、新着情報(更新システム)などを活用して災害時用の簡易ぺージを用意してみてはいかがでしょうか。
まとめ
平常時はもちろん、緊急時の病院は地域住民の方にとって安心できる存在。大規模な病院であれば、地域の医療機関からも頼られる存在となります。
広報担当やWebサイト更新担当の方は、緊急時に備えた病院Webサイト運用の仕組み作りが大切だと考えます。
弊社、フリースタイルエンターテイメントでは経験豊富な医療広報チームが、病院ホームぺージの制作から、公開後の運用や緊急時の運用対応まで、幅広くサポートします。
詳細は、弊社の病院ホームページ制作・医療広報ページをご覧ください。