オウンドメディアの運営などコンテンツマーケティングで重要になる記事のネタ選び。
検索ユーザーからのアクセスが集まるように、事前にキーワードの月間想定検索数を調べるなど工夫されていることも多いと思います。
ところが、ドメイン自体が育っていないと、二番煎じの記事は同じテーマの記事に埋もれてしまい、検索順位が上がらずアクセスが集まらないこともしばしば。
そこで今回は、記事のネタ選びに活用できるGoogleトレンドと、その活用方法をお知らせします。

Googleトレンドとは

GoogleTrends(グーグルトレンド)とは、世界中を対象に検索ニーズが急上昇しているキーワードを調査・分析できる無料ツールです。Googleが持つ検索のビッグデータから国や地域別に検索のトレンドを知ることができます。

Googleトレンドの基本機能

Googleトレンドを活用することで知ることができるのは主に以下の3つです。

1.指定したキーワードの検索人気調査

任意のキーワードを指定して、検索人気度を調査することができます。特定の地域と期間などで結果を絞り込むことができ、指定した期間でもっとも人気(検索ニーズ)のあった時を最高値の100として人気度を相対的にグラフで確認することができます。
結果はGoogleトレンド上で確認できるほか、CSVファイルとしてダウンロードすることもできます。

キーワードの人気度動向例

※過去5年間の「テレワーク」の検索人気度

2.最近の急上昇キーワード

過去24時間で、検索数が大幅に増えたキーワードと、検索された数を調査することができます。世の中で起こっている最新の動向を知ることができます。また、他に直近の人気キーワードを知る術として、Twitterの投稿情報をもとにした「Yahoo!リアルタイム検索」も良く活用されています。

最近の急上昇キーワード例

3.過去の人気キーワード

Googleトレンドでは、「Year in Search」として年別に、最も検索されたキーワードをランキング形式で掲載しています。 まさに「今年はこんなことがありました」ということを、検索数を根拠に知ることができます。

SEO視点のGoogleトレンド活用方法

一時的に競争相手の少ないキーワードを見つける

「テレワーク」など今まで一般的ではなかった新しいキーワードがトレンドになる時、SEO視点では「検索ニーズが急上昇中にも関わらず、競合が少ない状態」になります。検索ニーズが急上昇している以上、すぐに記事が量産されますので、トレンドキーワードが自社の事業や製品に関連する場合は、スピード勝負で記事を公開するようにしましょう。

検索ニーズの未来予測をする

Googleトレンドでは、数年単位で検索ニーズを調べることができ、その傾向から今後検索ニーズが上昇するキーワード、逆に検索ニーズが減るキーワードを予測することができます。また、複数キーワードの検索人気度を比較することができ、同じ意味で使われているキーワードのどちらが、将来的に主流になりそうか調べることができます。

複数キーワードの比較例【在宅ワークとテレワークの場合】

正確には意味合いが違うキーワードですが、同じ意味として使われる場合も多く、今後は「テレワーク」が主流になっていくことを予測することができます。

最後に

Googleトレンドは、SEO視点ではオウンドメディアや、企業Webサイトのブログなどで、記事のネタに困ったとき、最新のトレンドを知りたいときに役立つツールです。最新のトレンドを自社のサービスや製品と紐付けた記事を書いてみるなど、工夫して検索ユーザーからのアクセスを増やし、会社やサービス・製品を知ってもらうきっかけに活用してみましょう。