2020年、新型コロナウイルス感染症の流行により、日々の生活や働く環境が大きく変化した年になりました。
Googleが2020年12月9日に発表した「2020年検索ランキング」でも、新型コロナウイルス関連のキーワードが上位を占め、「感染予防行動」や「生活適応」への関心の高まりを伺い知ることができます。
2020年Google検索急上昇ランキング(調査対象期間:2020年1月1日~11月22日)
- 1位:新型コロナウィルス感染症
- 2位:大統領選挙
- 3位:緊急事態宣言
- 4位:鬼滅の刃
- 5位:あつめれ どうぶつの森
- 6位:シャープマスク
- 7位:台風10号
- 8位:Go To
- 9位:ユニクロ マスク
- 10位:Zoom
2020年Google検索 〇〇【とは】のランキング(調査対象期間:2020年1月1日~11月22日)
- 1位:緊急事態宣言 とは
- 2位:東京アラート とは
- 3位:コロナウィルス とは
- 4位:ロックダウン とは
- 5位:パンデミック とは
- 6位:国勢調査 とは
- 7位:テレワーク とは
- 8位:ドコモ口座 とは
- 9位:Go To キャンペーン とは
- 10位:オーバーシュート とは
Googleは情報が目まぐるしく変化する現状に対応するため、一例としてGoogleマイビジネスの情報発信機能を強化しました。
ということで今回は、Googleマイビジネスの管理者(ビジネスオーナー)として、コロナ過に使いこなしたい情報発信機能について紹介します。
Googleマイビジネスとは?
Googleマイビジネスとは、Google検索やGoogleマップなどにローカルビジネス情報を掲載できる無料サービスです。掲載した心当たりがなくても、Googleが自動でWebサイトなどから会社情報を引用して掲載している場合もあります。「社名」や「店舗名」で検索してビジネス情報が掲載されているか確認してみましょう。
「社名」や「店舗名」等で検索した場合のGoogleマイビジネス表示例
Googleは新型コロナウイルス感染症の影響を受けている企業に対して、Googleマイビジネスの運用ガイダンスを公開し、企業(ビジネスオーナー)に対して検索ユーザーに正確な最新情報を提供することを促しています。
参考:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受けているビジネス向けのガイダンス
※基本となるビジネス登録やオーナー確認方法については詳細を省きます。
Google公式のヘルプページをご覧ください。
参考:ビジネス情報を登録して確認する
Googleマイビジネス営業時間の変更・臨時休業を設定する
① 営業時間を短縮する
⑴ Googleマイビジネスにログイン後、「情報」のメニューを選択
下図右下の赤枠線(営業時間)の編集画面に遷移する
⑵ 営業時間短縮などに合わせて時間を設定する
② 特別営業時間を追加する
特定の日を定休日にしたり、営業時間を短縮したりする場合は、通常の営業時間設定に加えて特別営業時間を設定することができます。
例:消毒のための全館休業(数日間)など一時的な営業時間変更する等
⑴ Googleマイビジネス管理画面の「情報」メニューから「特別営業時間を追加」を選択する
⑵ 「他の日を追加」を選択して特別営業の日時を設定する
※この項目は、コロナによる特別営業時間の変更以外にも、年末年始やお盆などカレンダー上の祝日以外の定休日を周知するために設定することができます。
③ Withコロナに合わせた「特別サービス」の営業時間を追加する
Withコロナに合わせた「特別サービス」とは、新型コロナウィルス対策として、オンラインでのサービス提供や、テイクアウトでの食事の提供などを行っている企業向けの設定項目です。
⑴ Googleマイビジネスの「情報」メニューから「営業時間の詳細」を選択する
⑵ Googleマイビジネスで設定できる「特別サービス」は以下のとおりです。
「オンラインサービスの提供時間/テイクアウト/ドライブスルー/ハッピーアワー/ブランチ/高齢者限定時間帯/受け取り/宅配/注文可能時間/入店可能時間
※店舗であれば、開店時間と受け取りの時間を別々に設定することが可能です。
④ 臨時休業/閉業を設定する
一定期間の臨時休業や、閉業となる場合は、営業時間の変更ではなく「休業」や「閉業」のマークを表示することができます。
⑴ 情報メニューから「休業マークを付ける」「閉業マークを付ける」を選択する
検索結果の表示例
※実際に閉業しているわけではありません、「臨時休業」や「閉業」は設定すると下図のように表示されます。
健康・安全に関する取り組みを設定する
Googleマイビジネスでは、「健康・安全」に関する属性を設定することができます。
⑴ Googleマイビジネス「情報」メニューから「ビジネス所有者提供情報」を選択して、以下のチェック項目から該当する取り組みにチェックを入れる
健康・安全に関する属性は、設定すると以下のとおりに表示され、企業の感染症対策の取り組みを周知することができます。
Googleマイビジネスで新型コロナウイルスに関する最新情報を投稿する
企業としてWebサイトの新着情報や、新型コロナウイルスの取り組みぺージの他に、Googleマイビジネス上でも、最新情報を周知することができます。
⑴ Googleマイビジネス「投稿」メニューから「COVID-19を選択」する
⑵ テキストボックスにコロナ関連の最新情報を投稿する
最新情報は、Googleマイビジネスの「Google に関連するこれまでの更新情報を表示する」を選択すると、以下のように投稿内容が表示されます。
まとめ:コロナ禍におけるGoogleマイビジネス活用の効果
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行以来、自粛要請に伴う営業時間短縮を多くのお店が実施していますが、実際の営業時間とGoogleマイビジネスに掲載している営業時間に差異が生まれていると、誤解したユーザーからのクレームに繋がってしまうこともあります。
今回ご紹介したGoogleマイビジネスの設定を有効活用することによって、ユーザーに最新情報を伝えたり、コロナ対策のアピールをしたりすることが可能になります。ユーザーに安心感を与えることができる機能なので、是非有効活用してみてください。
Googleマイビジネスは検索結果の最上部に掲載されるため、影響力が大きいほか、ユーザーからは企業や店舗の公式情報として受け取られこと多いです。Webサイトの新着情報のように、公式の情報発信ツールとして運用するようにしましょう!