ホームぺージのリニューアルは、SEO視点でホームぺージの構成を根本的に見直すことができる良い機会です。SEO対策を意識しながら制作することで、GoogleやYahoo!といった検索エンジン経由で新たなユーザーを集めることが期待できます。一方で、最低限のSEO視点の知識が無いと「ホームページリニューアル後にアクセス数が減少してしまう」というケースに陥る可能性もあるため注意が必要です。

そこで、今回はリニューアル後のアクセス減少を防ぐため、気を付けるべき注意点をご紹介します。

注意点① 複数ページの統合

ユーザービリティの改善等を目的として、リニューアル前にA・B・Cの3ページに分かれているコンテンツを、リニューアル後1ぺージに統合するケースがあると思います。その際、元々A・B・Cの3ページが、それぞれ個別のキーワードで上位表示されアクセスが集まっていた場合、統合によるページのテーマの変更がきっかけで検索順位が下がってしまう可能性があります。

チェックポイント

リニューアル前に、Googleサーチコンソールを使用してあらかじめページ別の検索流入キーワードを調査しましょう。前もって流入キーワードを知ることができれば、ユーザーの検索需要に合わせたページ構成を組むことができ、検索順位が下がるリスクに対処することが可能です。

注意点② 旧コンテンツの削除

リニューアル前にWordpressなどのCMSで投稿した会社のブログや新着情報などを、リニューアル後に引き継がない場合、ブログや新着情報の詳細ページで稼いでいた検索ユーザーのアクセスが「ゼロ」になってしまいます。

チェックポイント

注意点①と同様、Googleサーチコンソールを使用して、あらかじめブログや新着情報の詳細ページの流入キーワードを調査するようにしましょう。もしアクセスを稼いでいるページがあれば、内容をリニューアル後のブログや新着情報ページに移植して、旧ページから新ページに301リダイレクト(※)の設定を行うことで、検索順位やアクセス数をキープできる可能性が高めることができます。

※301リダイレクトとは、一時的ではなく、恒久的に自動転送するという意味で、リニューアルでページのURLが新しくなった場合や、サイトの引っ越し時に使用します。またGoogleからの評価を転送元のページから転送先のページへ引き継ぐ効果があります。

注意点③ 画像・動画コンテンツの多用

古くなったビジュアルを新たなデザインに更新することも、リニューアルの動機や目的になる場合がありますが、過度に画像や動画コンテンツを盛り込んだ構成にするとホームぺージの表示スピードが遅くなってしまう可能性があります。表示スピードが遅くなると、Googleからの評価が低くなってしまい検索順位が下がったり、遅くなった表示スピードにストレスを感じたユーザーからのアクセス減少につながります。

チェックポイント

画像の圧縮や、動画の遅延読み込みなど技術的に表示スピードを上げる施策はもちろん、ページの構成を設計する際に、表示する画像の枚数が多くなったり、画像サイズの大きな素材ばかり多用したりしないようにするなどの注意が必要になります。

まとめ

ホームぺージリニューアルのタイミングで、アクセス数が少なくなる要因は、今回紹介したケースに限らず様々な原因で起こります。万が一アクセス数が少なくなってしまった場合は、初動の対応が非常に重要になりますので、少なくともリニューアル後1ヶ月間はアクセス解析などのツールを活用してアクセス数の推移をチェックするようにしましょう。

フリースタイルエンターテイメントでは、リニューアル時にSEO視点でホームぺージの構成や流入導線を整えることを得意としており、アクセスが少なくなるリスクを潰すだけでなく、アクセス数を増やすためのコンテンツ設計をご提案します。